「保険料水準固定方式」とは、保険料水準を固定したうえで、その収入の範囲内で給付水準を自動的に調整するというものですが、これから平成29年(2017年)まで、国民年金の保険料と厚生年金の保険料率が段階的に上がっていきます。
厚生年金は2004年の10月より、それまでの保険料率13.58%から毎年0.354%ずつ引上げていくことになっております。最終的には平成29年度以降で18.30%となります。厚生年金の場合は、支払いが労使折半ですので、18.30%の半分の9.15%、つまり、およそ一割弱ほどの給料が持っていかれることになります。
また、国民年金ですが、こちらはこの4月より、それまでの1万3300円(/月)の保険料から毎年月額280円ずつ上がっていき、最終的には平成29年度以降で1万6900円(/月)となります。