国民健康保険(国保)を運営するのは、私たちが住んでいる市区町村(保険者)です。国保は、加入者(被保険者)が納める保険料(税)や国などの補助金によって運営されています。職場の健康保険などに加入している人、生活保護を受けている人以外は、全ての人が国保に加入します。お店を経営している人、農業・漁業などに携わっている人とその家族、パート・アルバイトなどで職場の健康保険に加入していない人、退職などにより、職場の健康保険をやめた人とその家族、外国人登録を行っていて、日本に1年以上滞在する人などが加入します。国保では、大人や子どもの区別なく、一人ひとりが被保険者ですが、加入は世帯ごとで行います。その届け出は、世帯主が行います。 国民健康保険の保険料(国民健康保険税)は、所得割(その世帯の所得に応じて算定)・資産割(その世帯の資産に応じて算定)・均等割(加入者一人当たりいくらとして算定)・平等割(一世帯当たりいくらとして算定)の4つの中から、各市区町村が法令で規定されている組合わせを決定し、一世帯当たりの年間保険料(税)を算出します。組み合わせ及び各項目の金額・%は、各市町村が個々に定めます。そのため、住んでいる市区町村によって保険料は大きく異なります。