社会保険には「広義の社会保険」と「狭義の社会保険」があります。広義の社会保険とは、医療保険・年金保険・雇用保険・労災補償保険の総称です。狭義の社会保険とは、健康保険と厚生年金および介護保険の総称です。ちなみに、雇用保険・労災補償保険をまとめて労働保険を呼びます。
医療保険
病気やけがに対する保険です。健康保険、船員保険、国民健康保険、共済組合があります。
年金保険
老後の所得保障の柱として、高齢者の老後生活を実質的に支えていくものです。国民年金、厚生年金、共済年金があります。
介護保険
社会の高齢化に対応し、2000年(平成12年)度から設けられた社会保険制度です。
雇用保険
失業者への給付や雇用促進活動など、雇用全般に対する保険です。失業手当もここから出ます。一般に言うところの失業保険は、この雇用保険のことを指します。
労災補償保険(労災保険)
仕事中や通勤中に負った怪我や病気への治療費に対する保険です。その他、この怪我等により働けなくなった期間の収入の補償や倒産時の賃金の肩代わりにも使われます。