一般的な手当例としましては、家族手当、住宅手当、役職手当、通勤手当があります。
①家族手当
扶養家族がいる場合に支給される手当です。配偶者・子に対して支給される場合が多いです。父母の場合にも支給している企業は少なからずあります。
②住宅手当
社命による転勤や、独身者に限る、家族持ちに限るなどなど支給対象は様々です。
③役職手当
残業代の代わりに支給しているというところが多いです。ただし、名前だけの管理者の場合にはこのほかに残業代を支払う必要が生じるので注意が必要です。金額はまちまちで数千円のところから数十万円まで様々です。
④通勤手当
実費を支給している場合が大半です。ただし、遠方から通勤している従業員の場合には通勤費の額が大きくなるので毎月の限度額を設けているというのが一般です。その時の限度額は税法上非課税となる金額までとしている企業が多いです。
以上が、法定外手当例になります。ごくごく一般的な手当しか挙げていませんが、これ以外の手当は事業場によってまちまちです。その他の手当例として、「特殊作業手当」、「特殊勤務手当」、「精皆勤手当」、「技能手当」、「技術手当」、「寒冷地手当」、「単身赴任者手当」、「燃料手当」、「地域手当」、「都市圏手当」などが考えられます。
なお、手当に関しては、平均賃金を計算する場合に算入されますので注意が必要です。
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